ムスメが小学校卒業まで取り組んだことを具体的に紹介!
取り組むって聞くと堅苦しく聞こえますが、親子で毎日楽しむことがポイントです。
認定心理士(日本心理学会認定)の資格を取得しています。
詳細はプロフィールへ…
わが家の実践した体験談!参考までに。
☑ 子育てで悩んでいるけど相談できない
☑ 相談したけど納得できなかったり結局どうすればいいか分からなかった人
☑ 「子育て」って実際「みんなどうやってるの?」と気になる人
☑ 何かはじめたいけど具体的に何をやったらいいか分からない人
☑ 単純に「脳トレ」に興味がある人
子どもの脳の発達に効果的な脳トレを紹介する理由
「大人の事情は関係ない…ただ困っている子どもの助けになりたい!」
そのために大人に知ってもらいたい!
最近は、ほとんどの人が携帯電話を持ち、パソコンは一家に一台、小中学校ではタブレット端末が貸与されるような時代…
1990年代にはパソコンを持っている人はオタクと言われていましたが、今の世の中を見れば時代の最先端をいっていたとも言えます。
なんでも便利で簡単な世の中…つまり人間の作業が減るわけです。
そうなると、どうなるのか?
答えは簡単…脳が発達しないのです。
ひと昔前なら日常生活で発達していた部分が、わざわざ脳トレなど作業としてやらなければ成長しない社会…
便利になって何もしなくなれば脳が発達しない…そう考えると社会全体が発達障害に陥っていると言えるのではないでしょうか。
よく発達障害とかグレーゾーンとかギフテッドとか都合のいいように言われていますが、そんな言葉は子どもの立場からすればナンセンスだと思うのです。
子ども自身が困っているかどうかが重要なのです。
わたしが紹介するのは誰でも同じ!コレをすればココが発達する…そんな脳トレ!
そして続けることで効果は発揮されます。
何事も「継続は力なり」です!!
睡眠と脳の発達の関係・睡眠習慣の重要性
どんな脳トレをやっても、たくさん勉強を頑張っても…
子どもにとって重要なのは睡眠です!!
脳の発達には年齢ごとの適切な睡眠が大前提。
たいていのことは「ほどほど」にやるタイプですが、「規則正しい生活」にはこだわりました。
わたし自身の幼少期を振り返れば、休日はダラダラと遅くまで寝て生活リズムは崩れ、月曜は身体がだるく余計に憂鬱だったものです。
ダメやなぁ…
ひみこは!
そんな反省を生かし、ムスメには「規則正しい生活」を心掛けました。
0~17歳までの子どもの睡眠時間の目安は子どもの成長のために重要な指標です。
寝る子は育つ!これ本当!
昔の人はよく言ったものですね
眠っているとき脳で何が行われているのか?
『思い出せない脳』(著者:澤田 誠)から引用してご紹介したいと思います。
睡眠は脳に次のような恩恵をもたらします
・脳の機能を回復させる
・脳の老廃物を排出させる
・記憶の整理・編集・定着が行われる
以上の直接的な影響以外にも、十分な睡眠は免疫機能や自律神経を整えるため脳にダメージを与える生活習慣病の予防になり、間接的に脳を守ることにつながります。引用元 『思い出せない脳』(著者:澤田 誠)講談社現代新書
寝不足によってこれらの機能が損なわれると、思い出せない脳が作られやすくなってしまいます。
メジャーの大谷翔平選手も睡眠にはこだわりを持っているそう!
良い睡眠が良いパフォーマンスに繋がるということですね!
「記憶の整理・編集・定着」…この記事を作るまでに私自身が実感!
前日に家の中から資料など情報収集したのですが、いざ書こうと思ったとき頭の中がごちゃごちゃで書けませんでした。
結局、調べただけで一日が終わり何もまとまらなかった…
けれど翌朝ベッドで目覚めるとすぐに頭の中に記事のまとめや文章がわき出てきたのです。
まさに『睡眠』で情報が整理された感じです!
脳トレで育脳「苦手を伸ばすか?得意を伸ばすか?」
誰でも得意・不得意があります。
得意なことだけやっていれば、その道に才能を発揮するかもしれません。
苦手を伸ばすのであれば、バランスの取れた平均的なタイプ、いわゆる平凡な人になれるかも。
「平凡?」と思うでしょうが、「平凡が幸せ」と思う人も実は多いのではないでしょうか。
どちらを優先するか、子どもは選べるようで選べない…結局、幼少期は親の責任になってくると思います。
どちらかといえば、得意を伸ばすほうが簡単です。
得意なモノと苦手なモノの差がありすぎると極端に苦手意識が強くなってしまい、より生きづらさを感じやすくなってしまいます。
少しでも得意なモノと苦手なモノの差を縮めてバランスをとることが大事です。
じゃあ苦手を伸ばすにはどうすればいいのか。
よくある考え方が「得意なことで苦手を伸ばす」という方法です。
とはいえ、なかなか苦手なことに誘導するのは簡単ではありませんでしたが…
子どものうちから「嫌ならやらなくていい」は違うと思うのです。
ストレスを乗り越えさせる
子どもに苦労させない子育ては、子どもを軟弱にします。
引用元 『子育てプリンシプル』奥田健次 著
「かわいい」と思うのはいいけれど、「かわいそう」と思うなかれ、なのです。
わが子を大事にしすぎて試練を乗り越える練習を家庭で経験していないと、社会に出てから大変な思いをするのは子どもです。
何も高いハードルを飛び越えさせる必要はありません。
ちょっと頑張れば超えられる程度のハードルを設定してあげるのです。そして超えられたら褒める…それの繰り返し。そうして子どもは成長するもの。
子どもの脳が発達する具体的な脳トレ4つ紹介!
わたしが紹介するのは、あくまで我が家の経験談…これがすべてというわけではありません。
子どもの脳の発達に効果的な4つの実践例…
少しでも参考になれば幸いです。
①「お手伝い」が子どもの脳に与える良い効果と実践方法
お手伝いをするのは家族の一員としての役割、責任感を養うのに効果的です。
具体的なお手伝いは「体を動かす」こと。
掃除や洗濯干し、後片づけや食器洗いなど、手を使うことによって巧緻性(器用さ)を高めます。
『料理』のお手伝いは
とても良いですよ
それを効果的に自分から率先してできるように、
お手伝いをしたらポイントがたまるポイントカードを作りました!
これと同じようなことは私がお手伝いしているクモン教室でもあります。
課題プリント5枚すべて100点でシールがもらえ、シールが貯まったら欲しいプレゼントを選ぶ…
けれど「モノ」が目的になってはいけないので、そこまで重視はしていません。
「できたことを褒める」ことが基本です。
具体的におこなった方法がコチラ…
- お手伝いをしてポイントゲット
- お手伝いの難易度によって高いポイント数
- たまったポイントで本を買える
- 25ポイントで親のオススメ本、50ポイントで好きな本
小学校に上がるころには「本が好き」になっていたため「本」を「ご褒美」としましたが、個人の興味に合わせるのが良いと思います。
「本」は語彙力や知識、また選ぶ本によっては道徳的な思考力を育てるのに大いに役立つためオススメです。
「聞く力」が弱いと感じる人は「本」から言葉や知識を得るのは有効なのです。
こちらが話しかけて「いま何って言った?」と聞き返しがち…というアナタは次の『脳トレ』要チェックです!!
②子どもの脳の発達に役立つ「ディクテーション」効果!
ディクテーションとは…「言葉や文章を耳で聞きとり、そのまま書きとる」こと。
これは英語学習でよくやることですが、それを日本語でやる試みです。
1日10分程度。詩集や子どもが好きな題材など選んでディクテーション!
大好きな「金子みすゞ」さんの
詩集を選んでやったよ!
ディクテーションによって「聞く力」がアップするのは立証されています。
ムスメの小学校では「朝活」として「読書タイム」が設けられていましたが、読書とあわせて「ディクテーション」も取り入れてもらいたいものです。
それによって日本人の国語力も全体的にアップするかもしれません。
日本語で伸ばした「聞く力」は英語学習にも生きてくるでしょう。
小さな子ほど聞き漏らしても「今、何って言ったの?」と聞き返すことができません!
相対的に、子どもの頃は生物学的な性差で男子は女子より「聞く力」が弱い傾向にあるといわれています。
「聞く力」が弱いため落ち着きがないのであり、中学生になって落ち着いてくるのは「聞く力」が育ってくるためです。
毎日『逆さ言葉あそび』…
やり方は簡単!!
「りんご」→「ごんり」、「テレビ」→「びれて」、「ぬいぐるみ」→
み・る・ぐ・い・ぬ!
じゃあ、次…
「感謝カンゲキ雨嵐」
し・ら・あ・め・あ・き・げ・ん・か・や・し・ん・か
こんな感じで交代でお題を出す。少しずつ文字数も増やしていく。
長い言葉になると難易度も上がって、慣れてくるころには記憶の容量が増えることが期待できます。(聴覚系~記憶系のトレーニングになります)
お散歩やお風呂に入っているときなど、
親子で楽しくコミュニケーション…簡単でオススメです!
③子どもの脳が発達する効果的な「日記」の書き方
日記と言ってもイメージしている日記とは異なります。
時間軸で思い出しながら書く日記…
スケジュール帳のようなものを利用してもいいですし、小学生なら時間割ノートをもう一冊、用意するのもいいかもしれません。
最初だけ、好きなキャラクターの連絡帳やスケジュール帳を使ったよ!
お子さんの好きなキャラクターのついたノートやスケジュール帳を利用すると書くモチベーションも上がるかもしれません。
続けていくにはコストがかかるので、あとはエクセルでムスメの好みに合わせて手作り!
例えばイメージとしては…
最近、注目のホリゾンタルタイプ!
時間軸で書きこめるからオススメですが…
↓これは「B6サイズ」…子どもには「B5サイズ」くらい大きいほうが書きやすいです。
結局、探しても思うようなものはないので最終的には手作りしました!!
1時間目は何をした?2時間目は?…というように、時間割を思い出すだけでもOK!
朝起きた時間から思い出しながら「その日、何をしたのか」自分の行動をひとつひとつ順をおって書いていくのです。
大人でも「昨日の晩御飯は何を食べたか」など記憶のトレーニング(脳トレ)で紹介されるものと同じようなことです。
記憶力を養うのに有効であり、時間軸で順序だてて思い出すことは計画力や実行力を身につけることになります。
★子どもはお絵描きが好き…好きなものを『模写』する脳トレ!
お子さんが好きな漫画やアニメのキャラクターなど見ながら描くだけ!親御さんも一緒にお絵描きを楽しんではどうでしょうか。上手に描く必要なし!子育ては楽しく!
★マンガが好きな子は『4コマ漫画』にチャレンジするのもオススメです。
★こんなの↓あります。 実際に今すぐ使えるドリルみたいな本!!
④指先を使う「レゴ」は子どもの脳の発達に効果あり
ブロックは子どものころ誰もが遊んだことがあるのでは…
私も幼少期にたくさん遊んでいました。
四角く囲んで家を作ったり、塔みたいに高く積み上げたりするのが大好きで繰り返し作っていました。
実は、このくり返しの作業が大事です。記憶というのは繰り返しで定着するからです。
ブロックといえば「LEGO」が有名。
わが家はレゴに一体いくらつぎ込んだかわかりません。
ピアノを断念したため、ピアノに代わるものとして「LEGO」を選んだのです。
ピアノなど、それに代わるものをやっているのなら無理に「LEGO」を選ぶ必要はありません。
ピアノが脳の発達に良いのは知られていると思いますが…
それはピアノが「目で見て」「耳で聞いて」「手を動かす」高度な作業だからです。
『LEGO』は、見本にそって決まったパーツを順番に組み立てるところがポイント!
一度にやらない場合…
「出来上がっていく過程を写真に撮り、順番に並べて、イメージしてから続きをやる」という取り組み方が有効。
こうした組み立て課題は、右脳の視覚系~理解系・運動系を成長させます!
「LEGO」は「空間認知能力を高める」とよく聞きますが、イメージ力が培われます。
スマホなどのゲームをやるなとは言いませんが、やはり子供の成長のためには「2D」より「3D」の遊びをオススメします。
神経衰弱(トランプ)、ナンプレ、図形パズル、立体パズル、折り紙、オセロ、ダンス、書道、そろばん、英会話、演劇、料理教室など
↓脳トレに効果あり!レゴの商品ラインナップを紹介しています。
子どもの脳が発達する『脳トレ』まとめ
いろいろ紹介してきましたが、基本は『睡眠』と『体を動かす』ことが大事!
全身運動、手を使った遊び、足を使う…など体を動かすことで子どもは成長していきます!
子どもに外遊びを推奨するのはそのためです。
小さなうちから家の中でゲームばかりするのは、やはり成長期の子どもにはお勧めできません。
小学校・中学校で厚労省が野外活動(フィールドワーク)やボランティア活動などを推進しているのも、ボランティア活動が子どもの成長に重要だからにほかなりません。
身体活動や運動が、メンタルヘルスや生活の質の改善に効果をもたらすことが認められています。
児童・生徒における身体活動は心身の健全な発育のために重要である。また、身体活動を通じて社会性の発達が期待できることにも注目すべきである。
特に、小児期は健康のために良い習慣を定着させる重要な時期でもある。
年齢にあった睡眠時間をとることを意識しながら体を動かすことを心がけましょう!
「継続は力なり」…というように
すべては続けることで脳も成長します!
何事も続けることが大事です。続けることによって効果を発揮し脳も発達します。
紹介した『脳トレ』4選
- 身体を使った『お手伝い』(トークン制)
- 毎日10分『ディクテーション』
- 時間軸で思い出す『日記』
- 『レゴブロック』など手を使うおもちゃ
これらは、ほんの一例ですが…
2~3年でも続けると、取り組む内容によっては性格も変わったりすることもあるのです。
それは大人も同様…それこそが成長です。
100人いれば100通り…誰ひとり同じではない個性を持っているのが人間です。
わたしが参考にした本『子育てプリンシプル』『脳の強化書』『脳の強化書2』『すごい左利き』『思い出せない脳』、心理学の学習教材など…
↓オススメの本
『子どもの脳がみるみる育つ新習慣』
『非常識なおうち発達支援』
『発達凸凹子どもの見ている世界』
↓コチラでご紹介しています。
↓コチラの記事も参考までに…
読書、一輪車、ペットなど実践した内容になってます!
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