ウクレレは、いろんなメーカーが作っています。
同じメーカーで同じ材質なら違いも分かりますが、
同じ材質でも違うメーカーだと随分と違ってくるそうです。
ウクレレを選ぶとき、初心者でも少しは知識があったほうが選びやすいかも。
ウクレレ初心者です!
一緒に勉強しましょう。
ウクレレ初心者のアナタ…
ウクレレを始めて購入しようとするアナタ…
ウクレレは種類だけでなく種類・素材・メーカーなどたくさんあります!
どんなウクレレを買えばいいのか悩みますよね!
コチラの記事では初心者目線でウクレレについて分かりやすく解説します。
✅ウクレレ初心者向けの基礎知識が分かる
✅ウクレレの種類や各部の名称が分かる
✅ウクレレのメンテナンス方法が分かる
ウクレレの種類・サイズ・パーツ・材質
ウクレレの種類と特徴
ウクレレの種類…小さいものからソプラノ、コンサート、テナー、バリトンの4種類
種類によって、
音の大きさや伸び、音色も変わってきます!
ソプラノ(初心者向き)
最もコンパクトで気軽に始められるウクレレ。
コロコロした音色で明るい。主に伴奏向きと言われる。
スタンダードサイズとも呼ばれ、入門用として購入されることが多いタイプ。
コンサート(バランスが良い)
ソプラノより音に深みがあり安定している。
表現できる音域が広くアルペジオなども弾きやすい。
バランスが良く伴奏にもソロ演奏にも。
テナー(プロ向き)
よりピッチ(音の高さ)が安定しやすく迫力ある音が得られる。
音域が広く、深みのある音が鳴らせる。
バリトン(ギターに近い)
ウクレレというよりスモールサイズのギターという印象。
ギターをやっていた人なら、
チューニングもギターと同じ「EADG」なので扱いやすい。
ウクレレのサイズ
4種類のウクレレは、小さいものから順に↓
- ソプラノ…コンパクトで子どもや初心者向き
- コンサート…大人が始めるのにちょうど良いサイズ
- テナー…やや大きくストラップがあったほうが扱いやすい(プロ向き)
- バリトン…一番大きくギターに近い
ボディサイズ | 弦の長さ | |
ソプラノ | 約53cm | 約35cm |
コンサート | 約60cm | 約38cm |
テナー | 約66cm | 約43cm |
バリトン | 約76cm | 約51cm |
パーツ【各部の名称】
ウクレレの弦は上から…
1弦、2弦、3弦、4弦の4本です
【ヘッド】
ペグ…弦を巻き上げる部分
(ペグを回してチューニング)
写真はギアペグ。ストレートペグもある。
【ネック】
ナット…弦を弾いたとき振動の起点となる
(音を左右する重要な部分)
フレット…音程を決める金属の仕切り
ヘッド側から1、2~と数える
弦はフレットの間を押さえる
指板(しばん)…ネックの表板
フィンガーボードとも言う
【ボディ】
サウンドホール…真ん中の空洞部分
ボディ内部で弦が響いて音を外に出す
ブリッジ…弦を留める部分
サドル…弦振動の起点
弦の種類と特徴
ウクレレに使われる弦は
大きく分けて3つあります!
ナイロン弦
一般的によくあるのがナイロン弦。
押さえやすく初心者向き、柔らかい感じの音。
クリアタイプとブラックタイプがある…
クリアタイプは→素直で柔らかな音
ブラックタイプ→クリアタイプより低音が出やすくメリハリがある音
ブラックタイプは見た目もクールに!
フロロカーボン弦
釣り糸と同じ弦。
ナイロン弦より硬く伸びにくいためプロもよく使用する。
細めなので押さえやすく高音も出やすい。
クリアタイプと黒色や褐色タイプがある。
クリアタイプ→抜け感のある音
色付きタイプ→太めの音が出る弦が多い
ナイルガッド弦
人工的にガット弦に近い音が出るように作られた弦。
ガット弦より強度もあり、音も安定して良い音が出る。
※ガット弦とは…羊など動物の腸から作られた弦(温度変化に弱い)
ウクレレの材質と特徴
以前は「マホガニー」「ハワイアン・コア」が一般的でしたが
他にも「アカシア」「ひのき」「メイプル」「マンゴー」「桜」など…
様々な木材が使われています!
環境要因から様々な木材が使われるようになったとか…。
材質によっても音に違いがありますが
初心者の私には聞き分けるのは難しいかも…
同じ材質でも作り方や作る職人さんによって変わってきます。
ですから材質の音は参考までに…
【マホガニー】
繊細で明るいトーン。
ハワイアン・コアに比べると柔らかく聞こえる。
音の伸びも良く低音域は控えめ。
【ハワイアン・コア】
ウクレレの最も一般的な材料。
グレードの高い材は貴重で高価だが、音色にそれほど関係がないと言われる。
「コロコロ」や「カラッ」とした音と表現される。
【アカシア】
ハワイアン・コアの代替え材。
見た目も音色もコアと似た特徴を持つ。
ハワイアン・コアに比べて安価。
【ひのき】
建築資材として使用されるため、あまり市場に出回りにくい。
音は甘く深く、肌触りも良い。
【メイプル】
メイプルは固いものと軽く柔らかいものがある。
シャキッとした硬めの、軽やかな明るい音色が特徴的。
色は、白っぽくて清楚な印象。
【マンゴー】
ハワイ産・フィリピン産が多い。
基本は薄いクリーム色で黒い縞模様などの木目が特徴的。
材によってバラつきがあるため、音の特徴は表現しづらい。
コアとマホガニーの中間的な音色がすると言われる。
【桜】
材質は固めなので、きらびやかな高音が特徴的。
さわやかで張りがあるパリっとしたサウンド。
サクラ材らしい淡いピンクともとれる独特な色見。
ウクレレのメンテナンスについて
ウクレレは汚れがあまり目立たないので放置しがち…
ですが、汚れは時間が経つほど目立つようになります。
楽器を長持ちさせるためにも
演奏後には簡単なお手入れをしましょう!
ウクレレのお手入れ方法
汚れは見た目だけでなく
ウクレレの音質にも影響するので日々のお手入れが大切!
お手入れグッズ(準備するもの)
楽器用クロス…汚れを落とすための乾拭き用(日々のお手入れ用)・オイル用・ポリッシュ用
オイル…指板に潤いをあたえ、ひび割れを防ぐためのもの
ポリッシュ…普段のお手入れでは落ちない汚れを落として、ツヤを出すためのもの
日々のお手入れ
演奏後、楽器用クロスで乾拭きします!
特に演奏で手が触れる部分(ペグ・ネック・弦・ボディのトップ)を磨きます!
オイルやポリッシュを使ったお手入れ
- 弦を緩める
- オイル用クロスにオイルを塗る
- 指板にオイルを塗る
- フレットごとにしっかり磨く
- ポリッシュ用クロスにポリッシュを塗る
- ボディをムラなくヘッドまで拭いて磨き上げる
初心者なら3~4ヶ月に1回…
季節の変わり目のお手入れがオススメ!
ウクレレの弦・交換の目安と交換方法
弦交換の目安
ウクレレの弦は消耗品です!
弦を交換するタイミング…3ヶ月が一般的。
毎日、練習する人は2ヶ月ほどで交換したほうが良いと言われます。
チューニングの音が狂いやすくなった時も交換の目安。
あとは練習量が多く弦が傷んだときはすぐ交換を!
弦の交換方法
【弦交換に必要な物】
- 新しい弦
- クロス
- ハサミ
【交換の手順】
① 張られている弦を外す
ペグを回して緩め、ペグから弦を外す。
自然とブリッジにひっかかっている部分も外れるので、そのまま全て外す。
ウクレレによって、サドルやナットが外れる場合、ちゃんと保管しておく。
② 指板を拭く
外したついでにキレイに拭き取る。
弦がないので拭きやすく、日々の汚れもキレイに!!
③ ブリッジ側(ボディの弦を留める部分)から張る
弦の片方に結び目(マル止め)を作る。
新しい弦にある1弦、2弦、3弦、4弦の表示どおり順に弦を張る。
細い弦(1弦)は、2回のマル止めをし、ブリッジの溝に引っ掛ける。
④ 結び目と反対側を、ペグの芯に巻き付ける
ペグの芯に穴が開いているので、穴に通してから巻き付ける。
巻き付ける方向は…
1、2弦は時計回り
3、4弦は反時計回り
横から見て弦が上から下にいくよう巻き付けていく。
細い弦は、4~5回くらい巻き付けるとよい。
巻き付けたら、ペグのネジを回す。
同じ要領で4弦とも張る。
自分で交換できないときは楽器屋さんでもやってもらえます
ウクレレ初心者が知っておきたい基礎知識!まとめ
種類、サイズ、材質、弦など分かったところで
さぁ、どんなウクレレにしよう?
そんなアナタにオススメのウクレレ…
初心者目線で紹介します。
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